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目線をどこに置くか?の方法(10周年(2019年11月)のご挨拶コラム)

平素より格別のご高配を賜りまして誠にありがとうございます。

お蔭さまを持ちまして弊社第9期を無事に終え、第10期を迎えることが出来ました。

これもひとえに皆様からの多大なるご支援の賜物と衷心より厚く御礼申し上げます。

 

大きな節目に際し、『”利用する立場の気持ちに重点をおいたシステム”の実現を目指すプロジェクト推進』と『高い観点でプロジェクト推進ができる人材育成』を改めて再認識し社会貢献して参る所存です。

引き続きご指導ご鞭撻を賜れますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

 

 

【コラム】

ご挨拶でも触れさせていただきましたが、「利用する立場の気持ちに重点をおいたシステム・・・」とは、何だろうと思われる方も多いのではないかと思います。

別に私自身がUIやシステムロジックをどうこうするというわけではないですし、デザイナーではありませんので現実的に出来得ないです。

 

昔も今も、技術のできる方はどうしてもロジックに凝(こ)ってしまう傾向が見受けられます。そして、元請会社は常に利益面を気にします(当たり前ですが)。

と、同時に「最終的に使う方に喜ばれ、利用していただくシステムでなくてはならない。」とも考えています。ただ現実的にはプロジェクト初期は皆さんそのように考えていても、後半は忘れがち…といったケースもまま目にします。何故なら、ロジックを作る方はそれが正しい姿だからです。故に、マネージメントする人がしっかりと“先”と“廻り”を見てプロジェクトを推進するセンスとスキルが必要ではないかと30年の経験から私はそう考えます。

ある意味、できるようでできない。そして、最も疲れる考え方…といったご指摘もあるでしょう。数値化しにくい、数字に見え難い点も多いので評価につながらない…そういった可能性もあるのではないかと思われます。

しかし、システム優先・利益優先だけではプロジェクトは楽しいものになりません。楽しくプロジェクトを推進することは、ひいては参加メンバーのスキル、資質向上や、人間的成長という大きな動機付けにつながるはずです。そのためには、利用者と構築者の間に勇気をもって入り、時と場合によっては“貸し借り”を巧みに操り、プロジェクトの推進と共に人間力に磨き上げることこそが楽しく仕事をすることでは…と日々考えています。

 

さて、かく言う私もまだまだ日々精進中であると自覚しています。まだまだ、至りませんが、この経験を皆様と分かち合えることができれば、来年で業界30年目を迎える価値と意義があるのではないかと思っております。

 

今後とも、お気軽にお声がけを頂けましたら幸せでございます。

 

 

 


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