【コラム】
「ラスト平成」というハッシュタグも目に付いた昨年でしたが、経済面では米中貿易摩擦が話題の中心となり隣国日本としては重大事でありながらも2020年までの好景気感から他人事のような感もありましたが、年末ぎりぎりに株価も二万円割れを起こし今年は何かが起きる一年ではと思い悩んでいる年始かと思います。
さて、今回のコラムも弊社セミナーでの一幕をご紹介させて頂きます。
「考える」と「悩む」の違いについての内容になります。
一般的にPMの方は、「考える」ことが大好きです。
それはそれで大変良き姿勢でありますが私から見るとそれは「考えていない!」
と指摘をさせて頂く事も実は多いです。
「考える」こととは…論理的に考えて“答えが出せる”ことではないかと思うところです。
往々にして「しっかりと、検討をしたのですが、結論が出ませんでした。」と皮肉ながらユニークな回答をもらいます。
そういった場合には、冷徹な応対かもしれませんが「考えているのではなく考えたふりをしているだけ」と返すことが常々です。(笑)
少し「考えて」から答えが出ない状態は「悩み」に変わります。
仕事で悩むことはムダなことだと私は考えます。答えをだして、成果を生まないと対価になり得ません。つまりPMとしての“ビジネス”ではないと私は考えます。
少しでも「悩み」の領域に入ったら、その検討を勇気をもって止めるべきではないかと考えます。
客観的視点から時間をおいて仕切りなおすか、もしくは新たな有識者を検討メンバーに入れて新たな視点、新鮮な視点で活路を模索するなどの工夫が必要です。
急がば回れではありませんが遠回りした方が以外に早く答えがでるものです。
過去そのような経験は私のPM経験値からも多々ありました。
とは言え、PMの方にアドバイスをしても、この癖を付けるのが実は非常に難しいものです。
それは自力で解決することが正しいと思い込んでいる悲しいかなPMプライドが邪魔しているのではないかと思います。
「悩むより生むが易し」
世は“働き方改革”の時代。PMの方々も仕事を楽しむ“余裕”をもたないといけないのではなないでしょうか?
その“余裕”がプロジェクト全体に良い影響を与えメンバーからも顧客からも頼りになるPM人財となり得るものと思うところです。
この様なPM育成を目指しているフリーダムシステムです。
PM育成に関しましては是非ご用命ください。
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