【コラム】
Business Analysis(以下BA)というITキーワードはご存知ですよね?
昔から分野的には有りましたがようやく認知されつつある分野になってきたのではとこのところ感じてます。
企業戦略からその実現に向けた計画までを作成するミッションで欧米ではユーザ業務部門内に在籍しているコンサルの方々が担当されるケースが主流のようです。
日本では残念ながら業務部門内ではなく、組織上位の直轄部門が担当するケースが多いのではないかと察せられます。
もちろん、そういった組織形態が悪いわけではないのですが、その様な場合には現場の声が届かない…といった現象を招きかねません。“企業戦略からその実現に向けた計画”が雲の上で考えられた計画ではまさに現場ニーズとマッチしていないものになりかねません。
組織と共にシステムについて考えた場合、本来なら情報システム部門が仲立ちをし取り仕切る事が求められますが、情報システム部門にBA知識を持った人材がいないのも現実の問題かと感じます。
IoTやロボティクス、ダイナミックマーケティング等々と、響きが良い流行語の中から自社の身の丈に合わせて効率よく活かすシステム戦略を取りまとめ、スピード感をもってビジネスに活かすことは大変ハードルが高いです。また現時的に継続した戦略投資ができる下地がない問題も取り残されているかと思います。
「なぜBAが重要なのか?」この重要性、世界観を書き出すとすごいボリュームになってしまいますのでこのあたりで。。。
弊社でもBA人材を育てるべく、活動をしておりますが、一朝一夕に育つものでもないです。今から直ぐにでも人材を育てないと、折角の戦略キーワードが日本以外で育ってしまって取り残される恐れがあるかと思う今日この頃です。
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